賃貸物件を探している際に、駅からの距離や家賃などの条件が当てはまった部屋が、畳の部屋の物件だったりすることがありますよね。
ただし、畳の部屋に入居する前に、畳を汚した場合の交換費用は誰が負担するのか、また自分が負担する場合の交換費用の相場が事前に知りたいですよね。
今回は、これらの疑問を解決していこうと思います。
ぜひ、畳の賃貸物件を検討されている人は、参考にしてみてください。
賃貸物件の場合、畳の交換費用は誰が負担?
畳の交換費用は、賃貸契約書に「借主が負担する」という記載があれば、契約書通り借主が負担しなくてはいけません。
契約書の中に、普通に住んでいて消耗していく生活消耗品という項目に畳が記載されていれば、それもまた借主の負担になります。
ただし、賃貸契約書に「借主が負担する」という記載がなければ、貸主が負担してくれる場合もあります。
しかし、この内容は普通に生活していて消耗した部分に関してという意味です。
つまり、タバコで畳を焦がしてしまった場合や飲み物をこぼして畳が汚れてしまった場合など、借主に過失がある場合は、畳の交換費用は借主が負担しなくてはいけません。
賃貸物件の場合、畳の交換費用の相場と交換方法を解説
借主が交換費用を負担するとなっていた場合、では、交換費用がいくらかかるのか知りたいですよね。
畳の交換方法には、3種類あり、それぞれ費用の相場も違ってきます。
「裏返し」畳表のみをはがして裏返して使う方法です。
畳をそのまま裏返すだけということではないので、業者に頼む必要があります。
こちらの方法は、あまり畳が傷んでない状態や経年劣化で日焼けをしてしまった場合などに使われる方法です。
1畳あたりの施工費用の相場は、4,000円から5,000円です。
「表替え」畳の芯材である畳床はそのまま残しておき、畳のゴザだけを新しいものに取り換える方法です。
こちらの方法が、一番利用される方法です。
1畳あたりの施工費用の相場は、7,000円から1万5,000円です。
「新調」畳を新しいものに入れ替える方法です。
1畳あたりの施工費用の相場は、6,000円から2万円です。
また、新調の場合、古い畳を破棄する為に別途費用がかかる場合がありますので、確認しておく必要があります。
こちらの方法は、畳の素材によって価格に大きく差が出てきます。