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賃貸のリノベーションと築浅どっちが自分に合う?家賃や設備で後悔しない選び方を解説

入居前の基礎知識

石川  慎也

筆者 石川  慎也

不動産キャリア10年

とにかく誠実に親切・丁寧にご対応することを心がけています。趣味でペットの資格はたくさんあります。これから新居でペット(犬)を飼育しようと考えてましたらパピートレーニングやしつけトレーニングのコツ等も聞いて下さい!(もちろんトレーナーさんほど詳しくないです)

賃貸で新しい部屋を探すとき、リノベーションされたマンションと新築・築浅マンションのどっちが自分に合うのか、迷ってしまう人は少なくありません。
築年数だけを見ると古く感じる物件でも、しっかりリノベされた部屋なら、デザインや設備が新築・築浅と遜色ないケースもあります。
一方で、新築や築浅ならではの安心感や最新仕様の魅力も気になるところです。
そこで今回は、賃貸リノベーション物件と新築・築浅マンションを比較しながら、家賃や初期費用、快適性、そして失敗しない選び方のポイントまで、分かりやすく解説します。
この記事を読み進めることで、あなたにとって本当に暮らしやすいのはどっちなのか、具体的なイメージを持てるようになるはずです。

賃貸リノベと新築・築浅の違いと基礎知識

まず、賃貸リノベーション物件とは、既存の建物の内装や設備を大規模に改修し、間取りやデザイン、設備水準を現代の暮らしに合わせて更新した賃貸住宅を指します。
一方で、新築賃貸は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」において、おおむね建築後1年以内かつ未入居の住宅とされており、内装や設備が全て新しく整っている点が特徴です。
「築浅」賃貸については法律上の明確な定義はありませんが、一般的には築3〜5年程度まで、あるいは築10年以内など、築年数が比較的浅い物件として扱われることが多いとされています。

次に、似た言葉として使われるリフォームとの違いを整理しておきます。
一般にリフォームは、老朽化した部分の修繕や設備交換などにより、元の性能や見た目に近い状態へ戻す工事を指すのに対し、リノベーションは間取り変更や配管・設備の一新などを行い、住宅全体の性能や価値を高める大規模な改修を意味する場合が多いです。
また、建物の安全性を考えるうえで重要なのが新耐震基準であり、建築基準法の改正により、1981年6月以降に建築確認を受けた建物には、地震時の倒壊や崩壊を防ぐための新たな耐震基準が適用されています。

賃貸としてリノベ物件と新築・築浅を比較検討する際には、建物の構造・設備・性能に関する基本的な確認が欠かせません。
構造面では、新耐震基準適合かどうかに加え、共用部のひび割れや補修状況など、日常の維持管理の様子も重要な判断材料になります。
設備・性能面では、給排水管や電気容量、断熱性能、省エネ設備の有無などを確認することで、入居後の光熱費や快適性、長期的な安心感を具体的にイメージしやすくなります。

項目 賃貸リノベ物件 新築・築浅賃貸
外観・構造 築年数は古め、構造は既存活用 築年数が浅い、最新基準で建築
内装・間取り 内装一新、間取り変更も多い 新築仕様、標準的な間取り傾向
設備・性能 設備更新状況により差が大きい 最新設備搭載、省エネ性能期待

家賃・初期費用からみる「リノベVS新築・築浅」

賃貸の家賃相場は、築年数が浅いほど高くなる傾向があります。
新築や築浅の賃貸マンションは、建設コストや需要の高さが家賃に反映されやすく、同じ広さでも他より高めに設定されることが一般的です。
一方で、リノベーション賃貸は築年数が進んでいる分、同程度の広さや設備で比較すると、新築より家賃が抑えられる例が多いとされています。
実際に、リノベーション賃貸は新築賃貸と比べて家賃が約1〜3割程度低い水準になるとする調査もあり、予算重視の方には有力な選択肢になります。

賃貸住宅の入居時には、家賃とは別に敷金や礼金、保証金などの初期費用が必要となる場合があります。
国土交通省も、賃貸借契約において敷金や礼金、更新料が必要となるケースがあることを案内しており、これらを含めた負担額を把握しておくことが重要です。
新築や築浅の賃貸では、人気の高さから礼金が高めに設定される、あるいは家賃に加えて管理費が比較的高い水準となることが少なくありません。
一方で、リノベーション賃貸は家賃を抑えつつ、礼金や管理費を含めた条件が相対的に借り手に有利になることもあり、物件ごとの総額を比較する視点が大切です。

長く住むか短期で住み替えるかによっても、どちらが割安かは変わってきます。
短期での入居であれば、初期費用の比重が大きくなるため、礼金や更新料の有無、管理費の差を重視して検討する必要があります。
一方、数年以上の入居を前提とする場合には、月々の家賃負担の違いが総額に大きく影響するため、家賃水準の低いリノベーション賃貸がトータルでは有利になる場合もあります。
このように、予定している居住期間と毎月の予算、初期費用に充てられる貯蓄額を整理したうえで、自分に合った賃貸タイプを選ぶことが大切です。

比較項目 リノベ賃貸 新築・築浅賃貸
家賃水準 同条件で相対的割安 築年数反映の高水準
初期費用の傾向 礼金抑えめ条件も有り 礼金高め管理費高水準
長期入居時の総額 家賃差で総額抑制 快適性と引き換え高負担

快適性・デザイン・設備から選ぶならどっちが合う?

賃貸リノベーション物件は、既存の住戸を大きく造り替えることで、デザイン性や間取りの自由度を高めている点が特徴です。
配管や内装の全面更新を行う事例も多く、水回り設備や内装仕上げを一新しやすいことから、最新の節水型設備や掃除のしやすい浴室などが導入されている場合があります。
一方で、建物そのものの構造や断熱材の仕様は築年数当時の性能が基本となるため、見た目が新しくても、遮音性や断熱性が必ずしも最新水準とは限りません。
そのため、内装の雰囲気を重視するか、建物性能とのバランスを重視するかを意識して選ぶことが大切です。

新築・築浅の賃貸は、建築時点での省エネ基準や住宅性能表示制度の考え方をもとに計画されていることが多く、断熱性や省エネ性、遮音性が一定水準以上に整えられている傾向があります。
特に、断熱等性能等級や一次エネルギー消費量等級など、省エネ性能の評価指標が整備されてきたことから、冷暖房効率の良さや光熱費の抑制につながりやすい仕様が採用されやすくなっています。
また、遮音性能についても、床衝撃音などを等級で評価する仕組みが示されており、一定の遮音対策を講じた計画が一般的です。
このように、見えない部分の性能面では、新築・築浅賃貸に分があるケースが多いといえます。

快適性という観点では、テレワーク中心で室内にいる時間が長い人ほど、断熱性や遮音性、省エネ性など住宅の基礎性能を重視することで、冷暖房効率や騒音ストレスの少ない暮らしにつながります。
子育て世帯は、上下階や隣接住戸との音のやり取りが気になりやすいため、床や壁の遮音性能、共用部との距離感などを確認しつつ、間取りの使い勝手や収納計画も含めて検討することが重要です。
一人暮らしの人で、住まいを自分好みの空間にしたい場合は、内装デザインにこだわったリノベ賃貸が候補になりやすく、ワークスペースになるカウンターや可動棚など、暮らし方に合わせた工夫が施された住戸も見られます。
このように、どちらが良いかは一律ではなく、生活時間帯や在宅時間の長さ、家族構成によって優先すべき性能や設備が変わってきます。

タイプ 主なメリット 向いているライフスタイル
リノベ賃貸 高いデザイン性・個性的空間 一人暮らし・自分時間重視
新築・築浅賃貸 省エネ性・遮音性など基礎性能 テレワーク・子育て世帯
共通の確認点 断熱性・遮音性・設備更新状況 長く快適に暮らしたい人全般

失敗しないための選び方チェックリストと相談のタイミング

賃貸でリノベーション物件と新築・築浅のどちらにするか検討するときは、築年数だけで判断しないことが大切です。
なぜなら、同じ築年数でも構造の種類や新耐震基準への適合状況、修繕や点検の履歴などによって、安全性や住み心地が大きく変わるためです。
国土交通省では、住宅の耐震化促進や住宅性能表示制度により、耐震性や劣化対策などの性能を客観的に評価する仕組みを整えています。
このため、耐震診断の有無や長期修繕計画の有無など、建物の管理状態を確認しながら総合的に判断することが重要です。

さらに、実際に暮らしたときの快適さを見極めるには、内見時の設備や室内環境の確認が欠かせません。
給湯器やコンロ、エアコンなどの設備がいつ更新されたのか、パンフレットだけでなく現物の状態も丁寧に確認することが大切です。
また、窓のサッシやガラスの種類、断熱材の有無や厚み、床や壁の仕上げ材などを通じて、断熱性や遮音性の水準を判断することができます。
水回りでは、換気扇の性能や浴室乾燥機の有無、配管の劣化状況なども確認しておくと、入居後のトラブルを防ぎやすくなります。

それでも賃貸リノベーション物件と新築・築浅のどちらが良いか迷う場合は、早めに不動産会社へ相談することをおすすめします。
その際は、予算や入居希望時期だけでなく、在宅勤務の有無、家族構成、将来のライフプランなども具体的に伝えると、より適した物件提案につながります。
あわせて、耐震性や防音性をどの程度重視したいか、設備は最新仕様を希望するのか、管理体制や共用施設にどこまで求めるのかといった優先順位も整理して伝えることが大切です。
このように、事前に自分なりのチェックリストを作成し、不安な点は遠慮なく相談することで、入居後の後悔を減らすことができます。

確認項目 主なチェック内容 重視する人の例
構造・耐震 新耐震基準適合・耐震診断 地震リスクを気にする人
管理状態 修繕履歴・清掃状況 長く安心して暮らしたい人
設備・快適性 設備更新時期・断熱遮音 在宅勤務や子育て世帯

まとめ

賃貸リノベーションと新築・築浅は、家賃や初期費用、デザイン性や設備、建物性能など、重視するポイントで「どっち」が合うかが変わります。
築年数だけで判断せず、耐震性や管理状態、断熱性や騒音、水回りの使い勝手まで総合的にチェックすることが大切です。
実際の物件を見比べながら検討したい方は、条件整理から内見のポイントまで丁寧にサポートいたします。
賃貸リノベか新築・築浅で迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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