賃貸物件に入居する際にかかる前家賃というものをご存じでしょうか。
前家賃を計算せずに入居を決めてしまうと予想以上に初期費用が増えてしまい、支払いが大変になってしまうということも少なくありません。
そこで今回は、賃貸物件の初期費用の前家賃とは何か、メリット・デメリットをそれぞれご紹介していきます。
この記事をご参考に、入居検討中の物件の前家賃について調べてみていただければと思います。
賃貸の初期費用である前家賃とは
賃貸物件の家賃の支払い方法は「前家賃」と「後家賃」の2種類あります。
前家賃とは、来月分の家賃を今月に前払いするということです。
例えば、10月分の1か月の家賃を9月半ばもしくは9月末に支払うという支払方法です。
それとは逆に、後家賃とは今月分の家賃を今月中に支払うというものです。
先ほどの例と比較すると、後家賃では10月分の家賃1か月分を10月に支払います。
大家としては、家賃の支払いを前もって受けられる前家賃のほうが安心なので、ほとんどの賃貸物件では前家賃が採用されています。
引っ越しをした際に初期費用として前家賃がかかってきます。
多くの場合、10月の半ばに入居予定だとすると、10月分の日割り家賃と11月分の前家賃を初期費用として支払います。
賃貸物件によっては、2か月分の家賃を初期費用として支払うこともあります。
その際には、10月の日割り家賃と11月・12月分の前家賃を一括で支払わなければならないため、あらかじめ不動産会社に確認をしておき、初期費用の準備をしておくようにしましょう。
賃貸の初期費用の前家賃のメリット・デメリット
賃貸の初期費用の前家賃のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
前家賃を初期費用として支払うメリットは、退去する際に退去月に家賃を支払わなくて済むという点です。
退去する月の家賃は前の月に支払っているので、退去するときには家賃の支払いはしなくていいので、新しく住む賃貸物件の初期費用や前家賃の支払いと重ならないので負担が少なくなります。
もし後家賃だとすると、退去する月にその月の家賃の支払いと次の物件の初期費用が重なるので、家計が圧迫されます。
前家賃はその負担が分担されるので、1番のメリットだといえます。
前家賃のデメリットは入居時にかかる初期費用が増えるという点です。
先ほどもお伝えした通り、入居時に前家賃として1~2か月分の家賃をあらかじめ支払わなくてはならないため、初期費用の負担が大きくなります。
初期費用は前家賃以外にも、敷金礼金や仲介手数料などさまざまな費用がかかるので、入居する月は出費が多くなるという点がデメリットとして挙げられます。
しかし、ほとんど物件は前家賃が一般的なので初めから計算しておいた方がいいでしょう。
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