「ちょうどいい広さの家に住みたいと思って面積も図面もしっかりチェックしたのに、いざ内見したらせまくて思っていたのと違った」といった経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は賃貸物件に住もうとお考えの方に向けて、なぜ内見すると図面に表示されている広さよりも賃貸物件がせまいと感じるのか、どのように対策すべきかについて解説します。
賃貸物件を実際に内見するとせまいと感じるのはなぜ?
図面上ではある程度の広さがあると記載されているのに、実際に賃貸物件を内見するとせまく感じるのには、理由がいくつかあります。
まず部屋の専有面積には廊下や水回り、収納設備部分の空間も含まれており、実際の居住スペースとは差があります。
また、広さがあっても、天井が低かったり梁や柱があったりすると、圧迫感によって一層せまく感じるのです。
色による印象も大きく、壁や床などの面積が広い部分に暗い色を使っていると、実際よりもせまく錯覚します。
さらに、賃貸物件サイトで図面と一緒に掲載している写真は広角レンズで広く見えるように撮られたものが多いため、無意識のうちに頭の中で実際よりも広い部屋をイメージしてしまっていることも影響しているでしょう。
賃貸物件を内見する際にせまいと感じないための対策
できるだけ広さのギャップを感じないための対策として、内見の際に部屋のさまざまな場所を測って確認することが挙げられます。
使用中の家具を持ち込んだら、予想以上に部屋がせまくなってしまったといった事態を防ぐため、内見時に家具を設置できる空間があるかどうかをチェックしましょう。
なるべくおさまりの良い場所に家具を配置できれば、居住スペースが広くとれ、部屋をせまいと感じにくくなります。
とくに採寸しておきたいのは、窓・洗濯機置き場・冷蔵庫置き場です。
室内に大きな家具・家電を設置できるかはもちろんのこと、圧迫感の少ないようにレイアウトができるかどうかが重要だと言えます。
大型家電は壁から何センチ余裕をもって設置できるかも重要ですので、できるだけ正確に測ることが大切です。
当然、それらを搬入できるかどうかも重要ですので、玄関・ドア・廊下の高さや幅も同時にチェックしておきましょう。
採寸は、メジャー以外にスマホアプリでもできますが、アプリでは誤差もあるため併用するのがおすすめです。
ほかにもコンセントやテレビアンテナの端子などの位置が問題ないかを確認しておくと良いでしょう。