大切なペットと一緒に暮らすためにペット可の賃貸物件に入居しても、ペットの鳴き声がうるさくてトラブルになり、暮らしにくくなってしまうことはよくある問題です。
今回は賃貸物件への入居を考えている方に向けて、賃貸物件で問題になるペットの鳴き声について、トラブル事例や解決策、注意点まで解説します。
賃貸物件でペットの鳴き声がトラブルになった事例とその解決策とは
ペット可の賃貸物件に住んでいても、ペットの鳴き声で周囲に迷惑をかけていいわけではなく、気をつけるに越したことはありません。
たとえば飼い主が家にいる間はおとなしくしているペットが、飼い主が仕事で留守にしている間に大きな声で鳴き続け、クレームが来て初めて迷惑をかけてしまっていたことに気付いたという事例があります。
また、夜中にペットが鳴き続けてしまい、階下の住人が不眠症になって心療内科を受診するようになり、慰謝料を請求されたという事例もあります。
過去にはこういったペットの騒音問題で管理会社から注意を受けるほか、賠償金を支払うことになったケースも珍しくありません。
解決策として、以下の方法が挙げられます。
●ペットのしつけをする
●住まいの防音対策をしっかりする
むだ吠えはトラブルのもとですから、できるだけ普段から吠えないようにしつけましょう。
住まいの防音対策については、はじめから防音性の高い物件を選んで住むことが望ましいです。
もし難しければ、クッションマットや防音カーペットを敷いたり、窓の隙間をふさいだり、遮音カーテンを使用するなどの簡単な対策から試してみましょう。
賃貸物件でペットの鳴き声がトラブルにならないようにするための注意点
トラブルを未然に防ぐために、まずはペットの気持ちを理解して、正しい対処としつけをしましょう。
ペットにストレスがかかっていないか、発散させられているかを考え、できるだけ周りの環境に慣れさせて、むやみに鳴いたり吠えたりしないように予防することが大切です。
自分でやってみても改善しなければ、しつけ教室に行ったり、プロのトレーナーに相談したりするのが良いでしょう。
無駄吠えのしつけの第一歩は吠えたら無視、吠えない時に褒めることです。
ほとんどの方は吠えているとどうしたの?とかうるさいよ!と言うから犬はかまってもらっていると思って吠える→かまってもらっている→うれしい→吠えるの悪循環になります。お留守番で吠えるというなら吠えなくても待てる数秒からはじめて褒めて、時間を長くしていくという方法で吠えてない時に飼い主さんが現れることで吠えなくても帰ってくるんだと教えてあげることです。
さらにトラブルを避けるには、普段からの印象も重要です。
飼い主はマンションやアパートの規約を守り、もちろんペットマナーにも気をつけましょう。
散歩中の排泄物の片付けをきちんとしているかどうかも、近隣住民は見ているものです。
そして挨拶一つでも印象は変わってきますのでご近所さんと会ったらおはようございます!やこんにちは!等こちらから挨拶しましょう。
しっかりとペットのお世話をしている印象が強ければ、すぐにトラブルに発展する可能性は低くなります。
そして大切なことはペットのトラブルはペットが悪いのではなく、躾をしてない、ご近所さんとコミュニケーションをとらない、ルールを守らない飼い主さんに問題があるとトレーナーの経験もある私はそう思います。